【論文掲載】「絵本の読み聞かせと幼児のかな文字読み能力および情動理解能力の関係」に関する論文が『発達心理学研究』に掲載
東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(CEDEP)の大久保圭介特任助教(研究当時:現 国士舘大学文学部講師)、佐藤賢輔特任助教、浜名真以特任助教、野澤祥子准教授は、東京大学CEDEPとポプラ社による共同研究「子どもと絵本・本に関する研究」プロジェクトの一環として行った調査により、絵本の読み聞かせの量や質が、幼児のかな文字読み能力および情動理解能力の発達と関連することを明らかにしました。
本研究は、幼児とその保護者を対象としたオンライン調査により、家庭における読み聞かせと、かな文字読み能力および社会情緒的スキルのひとつとされる情動理解能力の発達の関連について検討しました。これまで知見の乏しかった日本の幼児を対象とした点、読み聞かせの量と質が子どもの発達とそれぞれ異なる仕方で関連することを明らかにした点で新規性があり、今後、家庭や保育施設等で行われる絵本を用いた実践活動の改善に役立つことが期待されます。
本研究成果は、12月20日(金)発行の『発達心理学研究』第35巻第4号に掲載されました。
大久保 圭介, 佐藤 賢輔, 浜名 真以, 野澤 祥子(2024)
絵本の読み聞かせと幼児のかな文字識字および情動理解の関連:読み聞かせの量・質・開始時期に注目して
発達心理学研究, 第35巻, 第4号 p.227-239.
本研究成果の詳細は、教育学研究科ウェブサイトの「トピックス」内(https://www.p.u-tokyo.ac.jp/?p=6120)からご覧になれます。
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関連プロジェクト:CEDEP×ポプラ社共同研究「子どもと絵本・本に関する研究」プロジェクト