Cedep 発達保育実践政策学センター

「ボーダークロッシングス」― 行き来する、その先へ ― 子どもと自然とデジタル

日時
2025年1月18日 (土) ~ 2025年4月1日 (火)

■東京・九段下会場 会期:2025年01月18日(土)〜02月01日(土)*日曜日は休館

■東京・南青山会場 会期:2025年02月07日(金)〜02月12日(水)

■石川・加賀市会場 会期:2025年03月01日(土)〜03月09日(日)

■⻑野・軽井沢会場 会期:2025年03月18日(火)〜04月01日(火)

主催
Japan Institute for Reggio Emilia Alliance (JIREA)
協力
東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(CEDEP)
監修
Reggio Children

イメージ画像

2025年1月18日よりレッジョ・エミリア・アプローチの「子どもと自然とデジタルの出会い」をテーマとした国際展覧会「ボーダークロッシングス」展—行き来する、その先へ— を開催いたします。

北イタリア発祥の創造的な思考を育む教育「レッジョ・エミリア・アプローチ」。1990年代にアメリカ版ニューズウィーク誌に「世界で最も先端的な幼児教育」として取り上げられたことを発端に高く評価され、OECD(経済協力開発機構)が参考にすべき事例として取り上げるなど、近年、より一層の注目を集めています。

2025年1月18日より同レッジョ・エミリア・アプローチの「子どもと自然とデジタルの出会い」をテーマとした国際展覧会「ボーダークロッシングス」展—行き来する、その先へ— を開催いたします。豊富なパネル展示や映像資料、アトリエでの体験のほか、会期中には関連イベントとして、イタリア本国の教育者を招いてのワークショップやシンポジウム、表現者とのトークイベント(ゲスト:tupera tuperaさん、片岡千之助さん、津川恵理さん)も予定されています。

本展はこれまでにイタリア本国での展示のほか、2012年のニューヨーク近代美術館(MOMA)での公開をはじめ、世界7カ国19の都市で巡回展が開催され、日本では今回が初公開となります。日本においても、東京会期を皮切りに、石川県加賀市、長野県軽井沢市での巡回が決定しており、今後も巡回会場は拡大を予定しています。

デジタルネイティブとも呼ばれる現代の子どもたちは、生まれたときからさまざまなデジタル機器に囲まれて育ちます。一方、日本の保育・教育現場でのデジタルの活用は少しずつ広がっているものの、子どもたちの“表現のツール”としてのデジタルの可能性に着目した事例は未だ少ない状況です。レッジョ・エミリアでは、古くは1980年代から、当時最先端だったパーソナルコンピュータを含むデジタル機器を保育・教育に取り入れており、今日に至るまで、子どもたちがデジタル機器を自らの想像力を膨らませ、思いや考えを表現するためのツールとして日常的に取り入れた、豊かな教育環境づくりと実践が行われています。

本展では、同市の乳児保育園、幼児学校で、子どもたちがデジタルをツールとして活用しながら自分たちと自然の関係性について探究した”物語り”をご紹介します。「自然とデジタル」。一見すると相容れないテーマのようにも思えますが、自然をテクノロジーという手段(=人間の機能を拡張するツール)を通してリサーチすると、予期せぬ可視性、独創的な推測、まったく新しい文脈が生み出されます。子どもたちの創造的な学びのプロセスを通じて生まれる“デジタル詩”(子どもたちの表現、100の言葉)を、ぜひお楽しみください。本展を通じて、デジタルとアナログ、現実と空想、過去〜現在〜未来(時空)など、様々なBorder(境界)を伸びやかに行き来し、つながり、ひろがる、子どもたちの思考や学びのあり方から私たちが学び、社会に届けられていくこと。そして、本展を訪れるすべての人の、デジタル世界のレンズを通して創造される、“その先”にある新たな世界との出会いを願って企画しました。皆様のご来場を心よりお待ちしております!

*各会場により開室時間等が異なります。最新の展覧会情報は、JIREAホームページInstagramにて随時更新していきますので、ご来場の際には最新情報をご確認ください。

*プログラム詳細・お申し込みはJIREAホームページInsragramにて随時公開されます。

JIREA(Japan Institute for Reggio Emilia Alliance). "「ボーダークロッシングス展」 詳細情報公開!" no+e. 2024-12-26. https://note.com/jirea/n/nd41bc11b5bdd,(参照 2024-12-26)

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