The Center for Early Childhood Development, Education, and Policy Research
CEDEP
幼児教育・保育の振興に関する調査研究を推進するための
国内大学で唯一の卓越した国際政策研究拠点
The Center for Early Childhood Development, Education, and Policy Research(CEDEP)は、国内外の研究者や研究機関、子育てや保育・教育を実践している方々やその団体、実践のための制度に関わる国や自治体と連携し、子ども子育ての課題を協創探究し、解決の道筋を国際的に発信することを目的とした研究拠点です。
2000年以降の教育経済学や発達科学等の研究では、人が健康で幸せな一生を送るためには、乳幼児期の保育・教育の質が最も重要であることが明らかになっています。ところが、わが国にはこれまで、乳幼児期の保育・教育環境について総合的に研究する国立研究機関がありませんでした。人が健康で幸せな一生を送るための、乳幼児期の発達メカニズムと求められる保育・教育の質やそのための政策の解明。このテーマを科学的に明らかにするには、従来の医学や教育学だけでなく、情報工学・農学・生命科学・経済学・社会学など学術横断融合的なアプローチが必要であり、政策や実践のためのエビデンスを得るためには、日本の文脈における幼児期の環境の質と子どもの発達に関する実証的研究が急がれます。
そこで2015年7月、発達保育実践政策学センター(CEDEP)は、日本学術会議第22期大型研究計画に関するマスタープランにおいて、教育学分野から申請した「『乳児発達保育実践政策学』研究・教育推進拠点の形成:発達基礎の解明に基づく乳児期からの良質な保育・養育環境の構築」に基づき、乳幼児の発達や保育・幼児教育の実践、そのための政策に係る研究を推進する「発達保育実践政策学」という新たな統合学術分野の確立をめざして、全国初の国立の研究機関として設立されました。
Society5.0
Society5.0をリードする乳幼児発達保育実践政策学の先端研究拠点への拡充
これまで「新たな共同利用・共同研究体制の充実」の枠組みにおいて、組織の立ち上げを行うとともに、「発達保育実践政策学」の創設および関連研究の推進を行ってきました。
さらに、これからの社会の変化を見通しつつ、発達保育実践政策学の発展を通して、保育の実践ならびに政策の課題解決や、乳幼児期の保育・教育の変革を主導することが重要だと考えます。
そのために、現場の課題と多領域の学問分野をつなぐ研究を加速的に実施し、その成果を普及していくこと、すなわち「学術と実践を架橋する取組」が不可欠です。こうした課題を踏まえ、「Society5.0をリードする乳幼児発達保育実践政策学の先端研究拠点への拡充」を行います。
具体的には、大学・研究機関だけでなく、幼児教育・保育関連団体、各幼児教育・保育施設、自治体、企業等、多様な関係者が対話し、学術と実践を架橋しながら研究のプロセスを共に創り上げていく「共創型研究」を実施します。
そのことを通じて、日本全国の多様な関係者のネットワーク、研究機関の国際ネットワークを形成するハブとしての役割を果たしたいと考えています。
共創型研究の事例: 研究活動 > 石川県での共創型研究の事例 をご覧ください。 Discover →
SDGsへの取り組み
東京大学未来社会協創推進本部登録プロジェクト
乳幼児発達科学に基づく保育実践政策学の創成
未来社会協創推進本部登録プロジェクトは、SDGsの17目標に基づき、東京大学の多様な活動を可視化・発信することにより、シナジーと社会的価値の創出に繋げるための仕組みです。CEDEPは「乳幼児発達科学に基づく保育実践政策学の創成」を掲げ、本プロジェクトに登録しています。ぜひプロジェクト詳細ページをご覧ください。
乳幼児発達科学に基づく保育実践政策学の創成
The Center for Early Childhood Development, Education, and Policy Research (CEDEP)
あらゆる学問は保育につながる
CEDEPの登録プロジェクトが紹介されました
東京大学未来社会協創推進本部登録プロジェクト
未来社会協創推進本部登録プロジェクトサイトにおいて、SDGsに貢献する学内の研究活動として紹介されました。ぜひ紹介ページをご覧ください。
あらゆる学問は保育につながる
All academic disciplines lead to child education and care
UTOKYO VOICES
UTOKYO VOICES 021
普遍的な「保育の質」を求めて。 | UTOKYO VOICES 021
Seeking a “Universal Quality” for Childcare | UTOKYO VOICES 021