国際セミナー 「乳幼児のことばの発達を支える~保育・幼児教育現場での関わり~」|Supporting Young Children's Language Development in Childcare and Early Childhood Education
- 日時
- 2024年7月25日 (木) 17:00〜18:30
- Date Time
- Thursday, July 25, 2024 17:00-18:30 JST
- 会場 Venue
- オンライン(Zoomウェビナー 16:30より入室可)
Online(Zoom Webinar 16:30 JST Open) - 言語 Language
- 日 / 英 同時通訳あり
Japanese-English Simultaneous interpretation available.
お申し込み|Registration
事前申し込み制(先着1,000名)無料
Free of charge, Advance registration required (first 1,000 applicants)
共催|Joint sponsorship
東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(CEDEP)|日本学術振興会・科学研究費補助金による基盤研究(S)研究課題「保育の質と子どもの発達に関する縦断的研究―質の保障・向上システムの構築に向けて」
Co-sponsored by Japan Society for the Promotion of Science, Grant-in-Aid for Scientific Research (S) research project "Longitudinal Study on the Quality of Childcare and Child Development: Toward the Construction of a Quality Assurance and Improvement System"
企画趣旨 / Event aims
発達保育実践政策学センター(CEDEP)では、保育・幼児教育現場で母語とは異なることばを話す子どもたちのことばの発達を支援するために有効な実践について検討するため、ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ教育研究所(UCL IoE)のLynn Ang先生の研究グループと共同研究を行なっております。本セミナーでは、共同研究について簡単にご紹介した上で、保育・幼児教育現場での乳幼児のことばの発達の支援のあり方について、考えていきます。
The Center for Early Childhood Development, Education, and Policy Research (CEDEP) is collaborating with Professor Lynn Ang and the early years team at University College London, Institute of Education (UCL IOE) to examine effective practices to support the language development of children who speak different languages from their home languages in childcare and early childhood education settings. In this seminar, we will briefly introduce the joint research and discuss how to support young children's language development in childcare and early childhood education settings.
プログラム / Program
司会 / Moderator
共同研究の紹介 / Introduction of the joint research project
教育格差というグローバルな課題への取り組み:多様な文化的背景を持つ子どもたちの早期学習と言語発達支援についての研究
Yu Ishii (CEDEP Assistant Professor)
講師紹介 / Introduction of the lecturer
講演 / Lecture
保育・幼児教育現場における乳幼児のことばの発達と相互作用の支援
Supporting young children’s early language development and interactions in early childhood education and care settings
まとめ / Concluding comments
リン・アン教授
リン・アン教授は、ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ教育研究所の幼児教育学教授です。これまでに、子どもの学習と教育の概念化、幼児期から初等教育までの子どもの経験を媒介し形成する社会的、文化的、政策的、マクロ政治的な環境に焦点を当てた研究を行ってきました。幼児期のカリキュラム、多様性と平等、国際的な幼児期政策(特に東南アジア、アジア太平洋地域におけるECEC)、評価の方法論について豊かな知識をお持ちです。
詳しくは、次のサイトをご覧ください。
https://www.ucl.ac.uk/ioe/people/academics/qa-lynn-ang
Professor Lynn Ang
Professor Lynn Ang is Professor of Early Childhood Education at the Institute of Education, University College London. Her research has focused on conceptualizing children's learning and education, and the social, cultural, policy, and macropolitical environments that mediate and shape children's experiences from early childhood through primary education. She has a rich knowledge of early childhood curriculum, diversity and equity, international early childhood policy (particularly ECEC in Southeast Asia and the Asia-Pacific region), and evaluation methodologies. For more information, please visit:
https://www.ucl.ac.uk/ioe/people/academics/qa-lynn-ang
資料 / Materials クリックでデジタルブックが開きます / Click to open digital book
ShRECについてもっと知りたい! / About the “ShREC” approach
ご講演において言及されていた”ShREC”について、もっと知りたい方のための情報サイトです。ビデオもあります。
参加者の声 / Voices of Participants
- コミュニケーション、質の高い関わりの重要性を改めて認識することができました。
- 「言葉の発達には保育者の応答的な関わりが重要である」ということについて、しっかりとエビデンスがあり、イギリスでも同様に重要視されていることが分かり、改めて重要性を理解することができました。新たな学びとして、「3秒待つ」という関わり方により、子どもが安心して話せるようになるということです。実践していきたいです。
- シュレックアプローチは昔から保育現場で行われている基本姿勢だと認識していますが 今回改めて取り上げられることにより、その有効性を再認識出来ました。 この理想的なアプローチを保護者にも広め、子ども達の生育環境がよりよくなることを願います。 貴重なお話をありがとうございました。大変有意義な時間でした。
- 外国籍の園児が在籍しており、伝え方、関わり方、保護者支援も子どもへの関わりもどのようにしたら良いのか答えがなく、園全体でどのように取り組んだら良いのか悩んでいました。今回のシンポジウムの内容を参考にしたいです。