保育・幼児教育施設における『絵本』に関する調査
調査の目的
保育・幼児教育施設における『絵本』に関わる環境の実態を明らかにすること。
本調査で得られた結果を,保育・幼児教育施設における絵本環境の整備(特に以下①②)のために活用してまいります。
① 保育・幼児教育施設関係者への情報提供(他園の取り組みに関する情報の共有)
② 自治体への提言(予算・人材の確保、研修システムの整備)
本調査の位置づけ
本調査は、東京大学Cedepと株式会社ポプラ社との共同研究(「子どもと絵本・本に関する研究」プロジェクト)の一環として、学術的研究を目的として行われるものです。
ご挨拶ーご協力のお願い
私どもはこの度日本で初めての園の絵本の実態と活用等に関する調査研究を行うこととしました。その一環として今回調査用紙を同封送付させていただいております。
小学校以上の読書に関しては全国で学校読書調査等が毎年実施されています。しかしながら乳幼児にとって心のミルクとも呼ばれる絵本に関し,園での利用の詳細は明らかになっていません。本調査はその第一歩として,基礎データ収集のためのものとなります。各園の皆様の御回答によって実態が初めて明らかになります。
どうぞご協力を賜れますようお願い申し上げます。
東京大学大学院教育学研究科長・教育学部長/同Cedep前センター長 秋田喜代美
調査の背景
子どもの生活や育ちに対する絵本の重要性については、古くから実践者や研究者、そして一般の人々に認識されてきました。
しかしながら、保育・幼児教育施設における絵本環境が一般的にどのようなものであるかということや、園によってどのような違いがあるかといったことに関する全国的な実態調査はこれまで行われてきませんでした。デジタルメディアが乳幼児の生活の場に当たり前のように浸透している中で、子どもたちを取り巻く多様なメディアとそのインターフェースの在り方について本腰を入れて考えるべき時期に来ていると言えます。
そこで発達保育実践政策学センター(Cedep)では子どもの生活と育ちに対する絵本の意味や価値を考えるための足掛かりとして、保育・幼児教育施設における絵本環境を調べることで、絵本にまつわる保育環境の質の向上と、それに向けた取り組みを実証データに基づき考えてまいります。
調査結果の公表
2019年度中(2019年3月31日迄)に、本調査で得られた結果概要(基礎統計データ速報版)を、東京大学Cedepのウェブサイト(https://www.cedep.p.u-tokyo.ac.jp)上でご報告いたします。
なお,個別の園の結果を第三者が特定できる形式で取り上げたり,公表したりすることはありません。
調査の対象
以下の施設に勤務されている管理職の先生(園の絵本環境についてご存知の方)
本調査の対象施設:認可保育所、幼稚園、認定こども園、小規模保育所、認可外保育施設:地方単独保育施設(認証保育所等)・企業主導型保育所・その他の認可外保育施設、その他の施設(家庭的保育所等)
※施設単位でご回答ください。
※ポプラ社から10月上旬に施設に送付されたダイレクトメールに本アンケートが同封されていますが、ダイレクトメールが届いていない施設につきましても、上の「本調査の対象者」に該当する場合にはご回答いただけます。保育・幼児教育施設における絵本環境の向上のために、ぜひご協力をお願いいたします。
調査実施期間
2019年10月
調査方法
調査票郵送・FAXもしくはWeb回答
絵本調査アンケートPDF
調査実施者
東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(Cedep)
調査責任者・担当者:高橋翠 同センター特任助教
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
E-mail:midorit[@]p.u-tokyo.ac.jp ※[@]を@にかえてご利用ください。
FAX:03-6748-8244
調査の結果
速報
『絵本』に関する調査_概要
『絵本』に関する調査_報告書速報版
この調査はポプラ社との共同研究の成果であり、研究の背景と詳細については、以下の資料をご覧ください。調査の「これまで」と「これから」について詳しく知ることができます。
Cedep×ポプラ社_共同研究の背景と概要
Cedep×ポプラ社_全国保育·幼児教育施設の絵本·本環境実態調査の結果と今後の研究計画について
また、調査結果について広く皆さまにお伝えするため、記者会見を行っています。
2020.2.18 Cedep×ポプラ社 記者会見のお知らせ〉
記者会見報告記事をみる〉
会見について掲載されています。(2020年4月9日現在)
- ポプラ社:ポプラ社×東京大学Cedep「子どもと絵本・本に関する研究」第1回目記者発表レポート
- ReseMom 2020.05.21:保育・幼児教育施設、絵本・本の年間予算と蔵書数が少ない
- PR TIMES 2020.05.20:「保育・幼児教育施設の絵本・本の年間予算および蔵書数が少ない」~ポプラ社×東京大学Cedep「子どもと絵本・本に関する研究」第1回記者発表レポートより~ 全国初となる全国保育・幼児教育施設の絵本・本環境実態調査結果を発表
- kodomoe(コドモエ):絵本の数は足りている? デジタル絵本にはどんな影響が? 子どもと絵本について、本格的な調査がスタート
- 日本経済新聞 2020.04.07 朝刊 出典 日経電子版 2020年4月7日[購読会員限定] 記事: 乳幼児期の「絵本環境」整備を 東京大学教育学部長 秋田喜代美
- Yahoo! ニュース 2020.03.28:保育園・幼稚園の蔵書数・予算は小中学校の10%未満! 初調査でわかった乳幼児の絵本環境をめぐる大問題
- 新潟日報 2020.03.27:蔵書、購入予算「少ない」 東大など調査 園ごとにも大きな差
- 岐阜新聞 2020.03.27:保育・幼児施設に 本、絵本「少ない」 購入費「年5万円未満」目立つ 東大、ポプラ社 初の全国調査
- 教育家庭新聞 2020.03.16:保育所・幼児教育施設 初の蔵書数等調査 ポプラ社と東大Cedep
- 日本教育新聞 2020.03.16:絵本は子どもの文化財 園間・校種間の差をなくしたい 秋田 喜代美東京大学大学院教授
- 福島民報 2020.03.11:幼児施設の本「少ない」 東大など国内初調査
- 高知新聞 2020.03.10:幼児施設の本「少ない」 東大などが全国調査
- 上毛新聞 2020.03.09:少ない幼児施設の本 年間購入予算 保育所は5万円未満6割
- 日本教育新聞 2020.03.09:小・中に比べて予算・冊数少なく 幼・保施設の蔵書環境 東大Cedepとポプラ社調べ
- 日本海新聞 2020.03.08:幼児施設の本「少ない」 東大などが国内初調査
- 山陰中央新報 2020.03.07:幼児施設の本「少ない」蔵書300冊未満 予算不足、認可保育所31% ポプラ社と東大が国内初調査
- 新文化 2020.03.05:ポプラ社「絵本の環境実態調査」 絵本蔵書300冊未満 認可保育所30.8% 半数以上が「蔵書冊数、予算は十分」
- 熊本日日新聞 2020.03.05:幼児施設の本「少ない」 保育所蔵書300冊未満 3割
- 佐賀新聞 2020.03.04:幼児施設 本「少ない」 東大などが国内初調査
- 沖縄タイムス 2020.03.01:幼児施設 本「少ない」 東大などが国内初調査
- 福井新聞 2020.03.01:幼児施設 本に低予算 東大など初調査 園によっても大きな差
- 茨城新聞 2020.02.29:幼児施設の本「少ない」ポプラ社と東京大調査 園によって大きな差
- EhonNaviStyle(絵本ナビスタイル)2020.02.28:【ポプラ社×東京大学Cedep】「子どもと絵本・本に関する研究」共同プロジェクト
- 福島民友 2020.02.25:保育・幼児施設 蔵書「少ない」 ポプラ社と東大 初の全国調査
- 文化通信 2020.02.24:保育園など絵本・本の蔵書少ない ポプラ社×東京大学 「絵本・本と子どもの発達に関する共同研究」調査研究第一弾公表
- ReseMom 2020.02.20:ポプラ社×東京大学Cedep「子どもと絵本・本に関する研究」第1回成果発表
- 教育新聞電子版 出典 教育新聞電子版 2020年2月19日[購読会員限定] 記事:「蔵書少なく、格差大きい」 乳幼児施設と本の環境を初調査
- Cocoful(ココフル)2020.03.11:【ポプラ社×東京大学Cedep】絵本・本と子どもの発達に関する共同研究/全国保育・幼児教育施設の絵本・本環境実態調査
- UTokyo FOCUS
UTokyo FOCUSは、話題の記事やイベントなど、東京大学で行われている情報を幅広く発信しています。
その他
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